研修効果の向上と研修成果の追及が一番大事なこと。
一番大事なことを実現するために大事なことは、行動を持続して再現性を獲得すること。現状の研修効果の実態→研修参加者うち5%~7%しか行動変容が見られないという事実がある。
多くの短期研修では、最終日の最後に「あるべき姿」を描かせて、
その「あるべき姿」を現実のものとするために
必要な「やるべき行動」を宣言させることが多い。
その瞬間は、みんな高揚し意欲に燃えているが、
現場に戻ると宣言したことを行動に移して持続している人は、
5%~7%としかいない。
「あるべき姿」を描いて終わり
「やるべき行動」を洗い出して終わり
「学んだ気分」になって終わり
その現実を10年以上目の当たりにしてきた。
ファシリテーターとして無力感を抱くとともに「本当にそれでいいのか?」と考えるようになった。
友人である某一部上場企業の人事部長に尋ねたことがある。
「本当にそんなものですか?」 →「はい」
「それでいいのですか?」 →「会社にとっては、5%でも変わってくれることは大きいことだ」
なるほどと思いつつ、では5%を7%にする、
7%を10%にするだけで大きな貢献になるのではないか?
そんな本質的な支援をしてみたい。